本の紹介『MEDIA MAKERS』

今回は私の仕事にかなり密接な内容の本です。

田端信太郎 『MEDIA MAKERS―社会が動く「影響力」の正体』宣伝会議、2012年


ネットメディアで働く私自身、メディアとは何かということを最近よく考えています。もはやネットメディアが特別な存在ではなく、身近で普通の存在になりました。そのため、普通のことをやっているのでは、多数の競合との争いに負けてしまいます。というわけで、しっかりとメディアとしての存在価値を確立しなければならないのです。そのヒントを得られるのがこの本です。

書いてある内容自体はそれほど革新的なことではないと思います。どちらかというと基本的な項目です。しかし、その基本が難しい。それを実行するには相当の努力が必要とも言えます。それらを紹介しつつ、著者の考えを織り交ぜて充実した内容になっています。

メディアと呼ばれるところで働いていない人たちにはあまり興味がわかないと思いますが、メディア関連の仕事をしている人であれば一読しておいた方がよいという感想です。

評価:★★★★☆

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