本の紹介『20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義』

実は気になっていた本です。

ティナ・シーリグ『20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義』高遠裕子訳、阪急コミュニケーションズ、2010年

Kindle本のセールに出ていたので購入しました。以前から気になっていたのですが、アマゾンのレビューで猛烈にネガティブなものがあったので、それが気になり手を出していない状態でした。結果的には買って正解でした。なので、そのレビューは参考にならなかったボタンを押しておきました。

彼女の講義内容はNHKでスタンフォード白熱教室として放送されました。私も初回だけ見て、なかなか面白いなと思った記憶があります。ではなぜ続きを見なかったのか。それは普段からテレビをほとんど観ないので、毎週何曜日の何時からというのを追っかけるのが面倒だったからですw

本の内容は、新しいことにチャレンジするときの考え方などに関するものですね。私自身、今年は(毎年言ってる?)新しいチャレンジをしなければと考えていたので、ちょうどよかったです。先日紹介した横山氏の本もそうですが、効率などと言って格好つけるよりも、まずはいろいろやってみるということの重要性を説いています。これは以前に紹介した『リーン・スタートアップ』にも通ずるところがあります。

例えば、見た目も普通、話も面白くない男性がいて、彼が常に綺麗な女性とおつきあいしている。誰もが不思議に思う光景ですが、本人になぜかを聞いたところ、こんな答えが返ってきた。「そういう女性に片っ端からデートを申し込んでいけば、いつか誰かは応じてくれる」と。彼は100回の三振もいとわず、数少ないチャンスをものにしたというわけですね。

先述したように、いろいろとチャレンジしようとしていたところでしたので、背中を押してくれる形となりました。このタイミングで読んだのは幸運でしたね。その幸運の分だけ★半分追加しての評価です。


評価:★★★★☆

コメント

このブログの人気の投稿

通信三田会からの誘い

2021年度慶應義塾大学卒業式。そして卒業について思うことと心境の変化

卒業式エピソードの続き