【番外】ケネディ大統領暗殺から50年

日経新聞にこんな記事が載ってました。

ケネディ元米大統領、衰えぬ人気 暗殺から50年

実際には22日なので明日なのですが、詳細は記事を見てもらうとして、相変わらずの人気のようですね。私は法政大学時代にケネディにのめり込んでいる時期があり、関連本を何冊か読んだことがあります。光あるところに影ありで、いろいろと改革を成し遂げた一方で、裏ではかなりダーティなイメージがあったりします。

キング牧師に代表される公民権運動を支援したのは光の部分ですが、南部では人種差別が根強かったため不人気だったという事実もあります。実際に暗殺されたテキサス州は南部に位置します。その他、マフィアとの関係を指摘されたり、マリリン・モンローとの浮気疑惑も・・・

ついでに言ってしまうと、この暗殺事件そのものも疑惑にまみれています。オズワルド単独犯行説が現在の公式見解ですが、上記記事にもあるように、つじつまがあってなかったり、それなのに1週間程度で捜査が打ち切られたり。その辺はオリバー・ストーン監督の映画「JFK」などでもネタになってますので、興味があったらどうぞ。

とまぁ、いろんな点で事欠かない人であったのは事実でしょう。

ところで、この記事を見て思いだしたのですが、ケネディ政権とその後のジョンソン政権についての本で『ベスト・アンド・ブライテスト』というものがあります。ピュリッツァー賞をとったデビッド・ハルバースタムによる大著です。これはケネディ政権が超エリートの集まり(ベスト・アンド・ブライテストは最も聡明な人たちと訳されます)であったにも関わらず、ベトナム戦争の泥沼にはまったりキューバ侵攻を企てたりしたのはなぜかという切り口で書かれたものです。

超エリートでさえも失敗する政権運営を知れば、会社におけるチーム運営にも活かせるかもしれませんね。約20年ぶりに紐解いてみようかな。

それでは。

コメント

このブログの人気の投稿

通信三田会からの誘い

2021年度慶應義塾大学卒業式。そして卒業について思うことと心境の変化

keio.jpの登録