本の紹介『我が闘争』

ヒトラーのほうではありません。

堀江貴文『我が闘争』[Kindle版]幻冬舎、2015年

ご存じ、ホリエモンの著書です。なにげにホリエモンの著書は3冊目ですね。ホリエモンとは1歳違いで同じ世代というのも影響しているのかもしれません。あるいは生き方に対する共感というものもあるのかもしれません。

発売当初から気になってはいましたが、後回しにしていました。そこにKindle版のセール情報が届いたので、即ポチです。

今までの本はなんらかのテーマで書かれておりましたが、この本はホリエモンの人生そのものについて書かれています。福岡県八女市で育った時代に始まり、そこを抜け出すために東京に来てから、そして逮捕、収監、出所までの半生が書かれております。

良くも悪くもいろんな経験をして、社会に影響を与えてきた人物の話ですから、それなりに引き込まれるものがあります。もちろん、自伝系の本は割り引いて見ないとダメですが、波瀾万丈の人生は小説ばりです。

本人も最近は認識しているようですが、相当変わった性格のおかげでいろんな問題が起きています。逆にそうだからこその起業、成功と言えるかもしれません。最近、新聞を賑わせている東芝の不正会計問題ですが、東芝の場合、ホリエモンの10倍もの粉飾なのにおとがめなしなのは、社会に喧嘩を売ってしまう性格で損しているという見方もできますね。

この手の本は好き嫌いがありますので、ホリエモン自体に興味がない人は星ひとつ減らすくらいでちょうどいいかもしれません。ベンチャー企業に興味のある人は、参考にできる内容と言えるでしょう。


評価:★★★★☆

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