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【訃報】池尾和人名誉教授

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経済学者で慶應義塾大学名誉教授、立正大学教授の池尾和人先生が2月21日午後10時1分、がんのため東京都内の自宅で死去したと日経新聞に掲載がありました。68歳だったそうです。 金融ビッグバンを政府に提言した学者とのことですが、私は金融論の勉強を始めるときに読んだ本の印象が強いですね。当時、池尾先生はTwitterなどにもちょいちょい投稿しており、その関係で存在自体は知っていました。その関係もあって最初の本にこちらを選んだような記憶がありますが、内容はとても分かりやすくて金融論の入門としては非常にいい選択だったと思います。入学時はマクロ経済理論で卒論を書こうとしていた私ですが、巡り巡って金融関連の内容を卒論に選択したきっかけがこの本にあったのかもしれませんね。この投稿を書くついでに中身をさっと見てみたのですが、卒論にも使えそうな内容もありますので、参考文献のひとつに加えようと思います。取っかかりから締めまで、本当にお世話になります。 ネットでちょっと調べてみましたが、基本的には正統派の経済学の流れにいるということですので、インチキな経済理論があふれる現代でもっと活躍して欲しかったという思いです。ご本人もまだまだこれからというところだったのではないでしょうか。 ご冥福をお祈りいたします。

危ない・・・記憶違い発見

 計量経済学を勉強していて、マクロ経済の用語に記憶違いがあるのを発見しました。それが卒論なりレポートなりにすぐに影響することはないのですが、これは危なかった。。。 記憶違いというか、そもそもの理解が間違っていたようで、こんなの仕事で使った日には恥かくところでしたよ。もっとも、その用語を使って分かるひとがいるのかというのもありますが。 それでは。

【番外】ジェネリック医薬品の話

 アラフィフになり、体の方にガタが出始めてきております。予防的なものも含めて、4つの病院に定期的に通っていますが、今日2/9がうち3つの定期通院に重なり、朝から8時半から16時過ぎまでハシゴしてきました。有給休暇を取得して行ってきましたが、周りのメンバーからのメッセージが「ゆっくり休んでくださいね」的なものではなく「お大事に」なのが悲しすぎます。。。 さて、薬局で調剤を待っている時間で、あるご婦人が薬剤師にジェネリック医薬品を薦められていたのですが、なぜか断固拒否。よくよく聞いてみると、昔からこの薬を使っているので今更変えたくないとのこと。成分や効能一緒なのになと思いつつ、薬剤師の説明足りないなとかご婦人も頑固だななんて思っていたところ、ジェネリック医薬品に関する貼り紙が偶然私の目の前に。そこでいままで知らなかった情報を得ることになりました。 ジェネリック医薬品は安いというだけで選択していましたが、儲けも少ないだろうジェネリック医薬品を薬剤師がいろんな局面で薦めてくる理由が分かりました。それは医療費の削減に繋がるからなのでした。高齢化社会になり医療費の削減は国家予算を考えるうえで大きな問題になっているのは知ってましたが、薬価も医療費のうちの一部だという事実に改めて気づかされました。ジェネリック医薬品推奨は、薬価をちょっとでも下げて医療費を削減するという涙ぐましい努力だったのですね。 なお、その貼り紙によると米国ではジェネリック医薬品の率が92%もあり、例のごとく、先進国では日本が圧倒的に低いようです。毎度のことながら、なんでこういうことになるのでしょうか。 ところで、先のご婦人の頑固さには呆れるばかりですが、自分も似たようなことやっているんだろうなと、思ってしまいました。会社でもちょっとしたことを面倒くさいとかいってやらなかったりしますからね。常に冷静であること、新しいものへの理解を面倒くさがらないことを忘れずに生活したいと思います。。。 それでは。。。