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12月, 2019の投稿を表示しています

1年の終わり

そろそろ2019年が終わり、2020年を迎えようとしています。この1年、というかこの数年は勉強の進行度合いがかなりスローペースになってしまいましたが、着実に卒業所要単位に近づいているという状況です。 今年は2科目の単位修得で、残るは卒論ともう1科目を残すのみです。残り1年でやりきらないと間に合わないため、残りわずかとは言え、気合いを入れていかなければなりません。 仕事の方も格段に忙しくなると予想される2020年。公私ともに充実した年にしたいと思います。 それでは。

本の紹介『2050年のメディア』

(特にウェブ)メディア関係者必読の書です。 下山進 『2050年のメディア』 文藝春秋社、2019年 著者は元文藝春秋社の編集者で、現在は慶應義塾大学のSFCにて特任招聘教授として本書と同名の講座を立ち上げた人です。ちょうどインターネットメディアが立ち上がったころからのウェブメディアと新聞の盛衰を描いたものです。 私もウェブメディアの世界に足を突っ込んでから20年(本投稿を書こうとして数えたら、20年経ってるのに気づきました)。ちょうど本書のウェブメディア側のメイン対象となっているヤフージャパンが立ち上がったのとほぼ同時期にこの業界に入ってきました。その頃の歴史を振り返ることもでき、非常に楽しかったです。 ニュース媒体として大きな力を持っていた新聞が、ウェブメディアが登場し、そこにニュースを提供して莫大な利益を得た反面、次第にウェブメディアが力を持ってきて新聞の地位を脅かすというところから始まり、新聞社の独自ウェブメディアの立ち上げからネット版の有料提供という流れを追い、最終的にはウェブメディア側も変遷を余儀なくされるというところまで描いています。 ひっそりとではありますがこの業界に身を置く人間として考えさせられることが多く、また個人的にはウェブメディアの在り方というものを再考察していたところだったので、なおさら脳細胞をフル活動させた次第です。 そんな再考察のなか、おぼろげに感じていることがあります。すなわち、盛り上がるSNSなどの中身のほとんどが薄っぺらいということです。いろんなことで炎上していたりするものを見ますが、そんなもん少し勉強すれば分かることだろうとか、ちゃんと考えて書いているのかと思うことが多々あります。確かにネットは便利ですが、例えばWikipediaに書かれている数行で物事を正確に理解できるのかというのは疑問ですし、実際には無理でしょう。Wikipediaは便利ですが、あくまできっかけとしての情報止まりではないでしょうか?それが知識としての事実となっているようで怖いです。その思いを確信したのが、下記のヤフーの奥村氏の言葉です。 「答えはネットにはない。本の中にある」(410ページ) これはしっかりとした知識を身につけていないとネットでは生きていけないという警鐘の言葉ですが、まさにそのとおりであると思います。 いま

【番外編】ラグビー大学選手権、帝京敗れる

昨シーズン、私のもう一つの母校である明治大学に大学選手権10連覇の夢を絶たれた帝京大学ですが、今シーズンは早々に敗退という形になりました。 急に帝京大学が弱くなったということはないと思いますが、やはり長期間、王者に君臨していましたので、その状態を維持するのが難しくなっていたのかもしれません。あるいは他の大学のレベルがやっと帝京大学に追いついたのか、はたまたそれらの要素の複合だったのかとなどの要因があると思います。個人的には帝京大学が大学ラグビーの在り方を大きく変えたと思っており、そういった点での期待度が高いので今回の敗退は残念ですが、大学ラグビー全体のレベルが上がれば日本ラグビーのレベルもあがるでしょうから、帝京大学を脅かす大学が増えたのは喜ぶべきことでしょう。 さて、正月2日の準決勝は早稲田対天理、明治対東海の戦いになります。明治大学は2連覇を目指して今年も順調のようなので、強敵東海大学を倒して連覇へリーチをかけてもらいたいですね。 それでは。

5大学合同説明会

すっかり見落としていましたが、今日12月22日に5大学通信教育合同説明会が開かれていたようです。(資料は こちら ) 合同でやることで興味のある人を多く集めるという意味では、非常に意義のある取り組みだと思います。結果的に学生の取り合いになるという見方もありますが、それぞれ特色のあることをやっていると思うので、それは健全な競争と考えていいでしょう。 生涯学習という点で大学の通信教育の果たす役割は重要ですので、積極的にやっていってもらいたいですね。 それでは。

卒論指導登録料支払い

卒論指導登録料を支払いました。あとは来年の2月25日以降に必要書類が届くらしいので、それを待ちます。 一方で、もう1科目取らないといけないにもかかわらず、卒論関連の手続きを始めて以降、まったく勉強が進んでおりません。この秋はやたらと仕事が忙しく、時間も取れないという言い訳が出てきますが、とはいえ土日は時間もあるだろうという見方もでき、ただの怠けと言われても反論の余地はありません。 卒業時期はまだ1年以上先ではありますが、間近になると取り返しのつかないこともおきそうなので、さっさと済ませるに越したことはありません。でも、それができないからここまでの長期在籍になっているわけで、自らのノンビリ具合にトホホな感じです。 それでは。

電子書籍派からの転向?

ことあるごとに電子書籍の利点を述べてきた当ブログではありますが、最近少し心境の変化があります。それは敢えてリアルの書籍を買っているということです。 新書や文庫など、繰り返し参照しないものは場所を取らないためにもKindleの中に入れておくのがよいと思っていました。しかし、メルカリなるものの登場がこの状況を変えつつあります。 1度しか読まない、保管場所がない、ならば売ってしまえというわけです。 メルカリだと、新しい本は定価近くで売れます。そこから手数料やら送料が引かれますが、ブックオフに売るのとはかなりの差が出ます。いままで、新品と同じような価格で買うならアマゾンで新品買えばいいじゃんと思っていたのですが、そう思っていたのは私の置かれている状況ゆえだということに最近気づきました。 アマゾンプライムだと送料がかからないので、何も気にせずにホイホイ買っているのですが、通常は送料がかかるのですね。であれば、定価近くであっても送料込みのメルカリは相対的に安くなるということですね。 新しい本はほぼ時差なくして買い手がつくので、売る方も気分がいいです。ただ、梱包とかが面倒なのは確かで、それが原因で何冊かは積まれたまま。毎週末に片づけようと思いつつも、重い腰をいつ上げられるのか、我ながら興味のあるところです。 それでは。

坂井教授のカンファレンス

ちょっと前にメールで案内が来ていた、慶應義塾大学の坂井教授が出るメカニズムデザインのカンファレンスが、12月4日(水)に三田キャンパス北館ホールで開催され、それに参加してきました。私は案内が来て早々に申し込んだのですが、結局は満席とのことで盛況な会でした。 坂井先生と言えば、数年前に夜間スクーリングの総合講座を受講した際にお世話になりました。ちょうどノーベル経済学賞でメカニズムデザインのロス教授が受賞した年であり、なかなかにタイムリーな受講でした。坂井先生の本を読んだことがあったので受講したという経緯もありますが、とにかくタイミングがよかった。 カンファレンス内容は実際の事例を挙げながらのもので、とても参考になりました。また、Majority Judgementという考え方の紹介もあり、こちらも興味深いものでした。ざっとネットで調べてみたところ、日本語書籍はまだ出ていないようで、文献にあたるとなると英語、あるいは何かの本で取り上げられているのを探し出して読むしかなさそうです。ネットで配布された資料も英語だったので、これは気合いを入れて読むほかないですね。 ワークショップなんかも定期的に開催しているようなので、時間が合ったら参加してみたいと思います。 それでは。