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4月, 2018の投稿を表示しています

時代遅れの男、になりたくない!

河島英五さんの歌に「時代おくれ」という名曲があります。まぁ、内容的には時代遅れの男そのものなんですが、それはさておき、かなり時代遅れの事象を図らずも目の当たりにすることになりました。 中学に入った息子が何を血迷ったか、野球部に入ると意気込んでいます。いままで野球なんてやったこともなければ興味もなかったのに、いきなりなんでやねんの心境です。 きっかけはいくつかあるようですが、その大きな部分がPS Vitaで始めたパワプロという点が気がかりで、軽い気持ちで辞めないよう今のうちからプレッシャーを与えている次第です。 そこでいろいろと調べていて愕然としたことがありまして、いままで中学とか高校の野球部の選手の道具があまりに一様すぎて、野球やる奴はセンスねーなーとか馬鹿にしていたのですが、なんとそれはセンスがないのではなくて、色やら形態がすべて決められていたからだったのです!ざっくり言ってしまうと、グローブ、スパイクなどは単色で、スパイクに至ってはチームで色を揃えないといけないという有様です。でも、実際には黒以外の選択肢がないので、黒一色ということになりますね。どおりでみんな黒いスパイクなわけです。アシックスのかっこいいラインも、単色になってしまうとまったく分かりません。 練習用のユニフォームは一応、自由らしいですが、売っているものがそもそも白一色がほとんどなので、自動的に白の選択肢ひとつに近いです。バッティングや守備用の手袋も白か黒。モノクロの映像でも作りたいのでしょうか? 野球部の保護者会でも先生が「あまりに縛りが多すぎるのも野球人口減少の一因ではないか」とおっしゃってましたが、まったくそのとおり。他の競技はカラフルでおしゃれなのに、野球だけ白と黒だけ。お笑いのネタにもなりません。 プロ野球では投手の道具には縛りがある、要するに不正な投球に繋がらないための規制なのでそれは妥当としても、野手には特段縛りがありません。子ども達はプロ野球選手のプレーもそうですが、道具のかっこよさにも憧れるのではないかと思います。昔ながらの縛りが続くようであれば、時代遅れの競技と言われても仕方ありません。 それでは。

本の紹介『常勝集団のプリンシプル』

9連覇の基礎はここにあり。 岩出雅之 『常勝集団のプリンシプル』[Kindle版] 日経BP社、2018年 昨シーズンに前人未踏の大学選手権9連覇を達成、今年度は10連覇に伸ばそうという帝京大学ラグビー部の監督である岩出さんが書いた本です。岩出さんはすでに本は書いているので、それらの情報に加えて、昨シーズンの状況や新たに取り入れている施策などを追記したような形です。なので、特段、目新しい部分はないのですが、やはりしっかりと基礎を継続しているという印象ですね。 帝京大学ラグビー部の特徴として、雑用は4年生がやるというものがあります。練習の準備、片づけ、寮の掃除など、一般的には新入りがやるだろうというものを最上級生がやるというものです。レギュラーだろうがキャプテンだろうが関係なしです。狙いは慣れない大学生活で勉強なども大変な上に、部では体作りなどいろいろとやることがあるので、1年生は自分のことに集中して欲しいということになります。 帝京大学ラグビー部では授業の出席は必須ですので、おそらくはラグビーばかりで勉強は得意でない学生が大半でしょうから、これは精神的にはかなりの負担になるのは間違いなさそうです。そこにキツい練習、その後の雑用、先輩達からのあれやこれやでは、いまどきの若者は参ってしまうでしょう。 実際に、ちょっと前にNHKでやっていた帝京大学9連覇のドキュメントでもそれは紹介されていて、4年生が雑用やってました。岩出さんはこれを「体育会系イノベーション」と名付けていて、他校からはなかなか理解されない部分と語っています。一例として、他校の4年生に「帝京は4年生が雑用やらされて大変だな」と言われたエピソードがあり、しかし帝京の選手たちは入学時からこれが当たり前のところにいるので対応に困ったというものがあります。 個人的にはこういうやり方を変えていかないと世界からはドンドン置いて行かれると思っています。ラグビーでは高校生レベルくらいであれば、そこそこ世界と戦えてますが、なぜか上のレベルになればなるほどコテンパンにやられるという傾向があると思います。「体育会系イノベーション」がこれを打破してくれると思いますので、岩出さんにはもっとやって欲しいですね。 帝京大学ラグビー部の強さの秘訣を覗いてみたいという方にはオススメの一冊です。 評価:★★★★

ニューズレターが電子化

ニューズレターが今月から電子化されています。一方で郵送は続けるとのこと。まぁ全員がネット環境充実しているわけではないので仕方ないですが、個人的には電子化は歓迎です。 まず保管場所を取らないし、どこでも参照できますから利便性は大きく向上します。今後も積極的に推進してもらいたいものです。 それでは。

本の紹介『高倉健 七つの顔を隠し続けた男』

不器用なのか、一徹なのか。 森功 『高倉健 七つの顔を隠し続けた男』 講談社、2017年 健さんの知られざる姿を追った本です。私生活のことはあまり知られていない健さんですが、この本によると、かなりいろんなことがあった波乱の人生のように見えます。本書内でも、私生活でも高倉健を貫いた人生とありましたが、あながちそれもウソではないように思える読後です。 身内を語る女性に詐欺に遭ってそれなりの資産を失ったとか、養女を名乗る女性に遺産を持って行かれているとか、江利チエミさんとの結婚生活とか、ある意味「高倉健」的なエピソード満載ですが、とにかく全容は不明なので本書も若干モヤッとした内容になっています。 昔はアイドルとか芸能人の私生活はベールに包まれていたような印象がありますが、最近は何でもバレちゃう時代です。それを考えると、時代の流れに合わせてただでさえミステリアスな健さんの人生を深追いすることも、あまりオツではないのかもしれません。 仕方ないのでしょうけど、内容がモヤモヤしている点を割り引いての評価です。 評価:★★★☆☆

やりよるな、私立中学

金はかかるが別次元、の私立中学です。 この金曜日、土曜日で宿泊研修なるものに出かけている我が息子ですが、先生方からちょっとしたスナップショットが専用の掲示板を通じて届いています。毎日送られてくる諸連絡など、ICT教育を標榜している学校だけにその看板に偽りなしといったところでしょうか。 この前、学校から貸与されているiPadで何かをダウンロードしているのを見て、「自由にダウンロードなどはできないはずでは?」と思って何をダウンロードしているのかを聞いたら、参考書が電子書籍化されていて先生から落とすように言われたのでやっているとの返答でした。慶應義塾大学通信課程もテキストの電子書籍化を数年前から行っていますが、中学にもその波が来ているということを実感した次第です。 40代半ばのおじさんである私でも本を買おうというときにKindleにないと一旦保留してしまいますので、デジタルネイティブと言われる子ども世代にしてみれば、紙の出版物を買うということはほとんどなくなるのでは予感させられる出来事でした。 それでは。

恐るべし、私立中学

やはり私立中学は公立とは違うというのを日々思わされています。iPadを利用した教育、専用のサイトを通じての学校からの情報発信など、環境面もさることながら、補助教材の量の多さや授業時間の多さなども違いを感じています。 息子も大変かとは思いますが、このチャレンジに打ち勝ってくれればと思っています。その前に親父もチャレンジしないといけません。当面は息子の早起きに付き合うことになると思いますので、これを機に生活リズムから改善できればと思います。 それでは。

ホーキング博士、意外とゴッツイ

ホーキング博士が亡くなった途端にAmazonで品薄だった著書が3月の終わりに届いています。『ホーキング、宇宙を語る』という比較的一般読者向けの内容の本で、博士自身もE=mc²くらいしか数式は使わないようにしたと序論で書いています。アインシュタインの公式はどうしても使わないと説明ができなかったということですが、確かにそのようになっています。 しかし、意外に内容自体はそんなに簡単なものではなさそうです。いままで知らなかった概念が出てくるとちょっと読むスピードが下がってしまいます。慣れの問題もあるのでしょうが、ちょっと腰を据えて読んでみようと思います。 それでは。

統計学、楽し。

この期に及んで、必修の統計学を放置している有様ですが、業務で統計について調べて発表するという機会を得まして、結構苦労しながらまとめ発表まではできたのですが、思わぬ副産物に賞賛の嵐です。 それは何かといいますと、今まで理解が進まなかった統計学がいきなり理解できるようになったのです。何かをきっかけにすらすらできるようになるというのはありがちな話だと思いますが、すらすらとまではいかないにしても、これは曇っていた何かがパーッと晴れた感じですね。これを機にレポート作成までばく進予定です。 それでは。

Macbook pro修理の巻

正月に購入したMacBook Proがいきなり充電できなくなるという事態に。サポートに連絡したら、とりあえず修理にということで引き取ってもらいました。その2日後には戻ってくるという早業でした。何でも部品に不具合があったとかで交換となりました。無償なのか保証期間なのかは不明ですが、費用はゼロです。 誤算だったのは、電源の問題なのでアダプタは見なくても大丈夫なのかとサポートに聞いたら、「じゃ、そっちも交換しますか!」という太っ腹対応となりましたが、そこである事件が・・・ MacまたはiPadの所有者の方は分かると思いますが、電源アダプタのコンセント部分が取れるようになっています。おそらく各国のコンセント形態にあわせて交換できるようにしていると思われます。昔だったらここに付属の延長ケーブルを取り付けるようになってたので、その辺の使い回しも込みだと思いますが、とにかく取り外し可能なんです。ところが交換で届いた電源アダプタにこのダックヘッドと呼ばれるコンセント部分がついてませんでした。 何かあると嫌なので、この手の修理や部品交換は自分でやっているのですが、アダプタくらいなら平気だろうと家の人間に任せたのが失敗でした。家に帰ったら、そこだけついてない新しいアダプタが・・・ 不幸中の幸いで、この部分は共通部品とのことで、古いiPadのものを取り外して使っています。でも、もともとついていたものじゃないってのがやや気になるところではあります。またネットで調べたら、この誤算にはまっている人が他にもいるようで、だったら別売りとかしてくれればいいのに、ちょっと不親切ですね。 それでは。