時代遅れの男、になりたくない!

河島英五さんの歌に「時代おくれ」という名曲があります。まぁ、内容的には時代遅れの男そのものなんですが、それはさておき、かなり時代遅れの事象を図らずも目の当たりにすることになりました。

中学に入った息子が何を血迷ったか、野球部に入ると意気込んでいます。いままで野球なんてやったこともなければ興味もなかったのに、いきなりなんでやねんの心境です。

きっかけはいくつかあるようですが、その大きな部分がPS Vitaで始めたパワプロという点が気がかりで、軽い気持ちで辞めないよう今のうちからプレッシャーを与えている次第です。

そこでいろいろと調べていて愕然としたことがありまして、いままで中学とか高校の野球部の選手の道具があまりに一様すぎて、野球やる奴はセンスねーなーとか馬鹿にしていたのですが、なんとそれはセンスがないのではなくて、色やら形態がすべて決められていたからだったのです!ざっくり言ってしまうと、グローブ、スパイクなどは単色で、スパイクに至ってはチームで色を揃えないといけないという有様です。でも、実際には黒以外の選択肢がないので、黒一色ということになりますね。どおりでみんな黒いスパイクなわけです。アシックスのかっこいいラインも、単色になってしまうとまったく分かりません。

練習用のユニフォームは一応、自由らしいですが、売っているものがそもそも白一色がほとんどなので、自動的に白の選択肢ひとつに近いです。バッティングや守備用の手袋も白か黒。モノクロの映像でも作りたいのでしょうか?

野球部の保護者会でも先生が「あまりに縛りが多すぎるのも野球人口減少の一因ではないか」とおっしゃってましたが、まったくそのとおり。他の競技はカラフルでおしゃれなのに、野球だけ白と黒だけ。お笑いのネタにもなりません。

プロ野球では投手の道具には縛りがある、要するに不正な投球に繋がらないための規制なのでそれは妥当としても、野手には特段縛りがありません。子ども達はプロ野球選手のプレーもそうですが、道具のかっこよさにも憧れるのではないかと思います。昔ながらの縛りが続くようであれば、時代遅れの競技と言われても仕方ありません。

それでは。

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