卒業式エピソードの続き

 卒業式から2日が経過しましたが、学位授与のときのお話しでも。

授与は式のあとの教室で入学年度ごとと事前の案内に書いてあったので、12年間フルに使った私は先頭に近いのだろうなと思っていました。実際には9月卒業のみなさんが先に受け取っていたので、そのあとと言うことになりますが、私の入学した2010年度よりも前の人が存在していました。いろんな事情で休学していた、在籍延長したなどで延び延びになったということが考えられますが、まだまだ先輩がいたということで修行が足りないなと思った次第です。

もちろん、誰が先輩に当てはまるのかは知り得ませんが、最後までやり切るというのは大事だなと思います。卒業式が終わって家に帰って酒飲んでいたのですが、ジワジワと実感が湧いてきました。これはけっこうな驚きで、酔うほどにジワジワ来る。酔っているからという話もなくはないですが、ジワジワ来る。前回も書いたように、苦労してきた分、そういった感情が湧いてくるのかもしれませんが、なかなか普段では感じることができないような感覚でした。仕事でもこんな感覚が湧いてくるようにしないといけませんね。

周囲からもお祝いの言葉をいただきとても嬉しかったのですが、一番よかったのは母親に報告したときに褒められたことですね。いくつになっても親に褒められるのは嬉しいことです。高倉健さんが『あなたに褒められたくて』という本を書いていて、あなたというのは母親のことなんですが、健さんの心境が分かった気がします。再来年、息子が大学受験ですが、合格したらちゃんと褒めてあげようと思います。

それでは。

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