2017年4月16日日曜日

本の紹介『なぜ、残業はなくならないのか』

残業は構造的な問題。

常見陽平 『なぜ、残業はなくならないのか』[Kindle版] 祥伝社、2017年

最近(でもないですが)、過労死問題が騒がれてますが、その辺のネタも含めての本となります。著者はリクルートを皮切りにライターなどを経て、今は大学の教員をしています。著者自身もひたすら残業し、鬱病になったという経歴を持っています。

まずはデータの紹介から始まりますが、日本の労働者の総労働時間は現象を続けているというのはなかなか面白い話です。であれば、過労死自体が起こりにくくなっているはず。そして労働者の実感として、忙しさは減っているはず。しかしアンケートによれば、仕事が多いという課題は、労使双方が挙げる課題の上位です。仕事が多いのに、総労働時間は減少している。ということは、サービス残業が増えている可能性があり、それなら過労死という問題に繋がっていきます。

なぜ残業がなくならないのかという部分ですが、ひとつは構造的に残業をする仕組みになっていると指摘しています。例えば1.2人分の業務が発生したときにもう1人雇うのではなく、残業で対応するのが合理的としています。確かに一時的な対応としてはベストだと思われ、それが定常的に続くのであれば追加の雇用もあります。

また、残業代込みの生活設計が定着しているという話が出てきますが、確かに管理職になり残業代がつかなくなると一気に生活が苦しくなるという話はよく聞きます。残業代、ボーナスは追加の利益ではなく、それ自体が生活費になっているというわけです。

ライフワークバランスという視点からは、時間外労働を減らしていってということになるんでしょうが、減らすと生活が・・・というスパイラルに入ってしまうとなるとなかなか残業もやめられないですね。その辺の課題も含めて、社会全体が変わっていくのは相当時間がかかると思われ、まずは草の根運動的にできるところからコツコツとやるしかないのかもしれません。

評価ですが、書かれたのが最近なので、政府の働き方改革についても触れられていますが、新書の限界か、具体的な解決策などは乏しいのが残念です。

評価:★★★☆☆

2017年4月14日金曜日

予定どおり試験は受けず

先週末の試験は、予定どおりスルーしました。4月のセット一式が届いているので、次回に向けての準備を始めます。

息子の中学受験のサポートなどもあり、時間が取れない可能性もありますが、そこはマネジメントです。そろそろ卒業も本格的に意識しないと、時間切れ終了の可能性も出てきますので、待ったなしの状況という認識も必要です。

それでは。

2017年4月9日日曜日

本の紹介『住友銀行秘史』

壮絶な闘いです。

國重 惇史 『住友銀行秘史』[Kindle版]、講談社、2016年

國重さんは楽天時代に毎週、全体朝礼でお見かけしていた方で、遠いながらもまったく知らない方ではありません。その人が書いた本ですが、中身はかなりドロドロです。要は、住友銀行のスキャンダルであるイトマン事件を世間に出したのは、当時、中の人だった國重さんという次第です。

最近はこの手の事件はなかなか起きないと思いますが、イトマンという商社が株の仕手戦などを手掛ける人物に食い物にされ、住友銀行が多額の資金を吸い取られるという事件です。子どもながらにニュースで流れていたのを記憶しておりますので、それなりの大事件であったと思います。

國重さんは当時、住友銀行の部長で、一連の情報に触れられる地位にいて、組織をよくしようという想いから、自ら情報収集を行っていました。結果的に彼がリークした情報が決めてとなり、この事件が発覚したわけですが、その過程はなかなか手に汗握るものがあります。

しかし、この本にはもうひとつ注目すべき点があると個人的には思っており、それは社内の人事のことです。こんな事件の中でも派閥争い、後継争いが絡んでいて、大企業の上層部の人たちはこんなときにまで、自分の出世のチャンスをうかがっているんだなと冷めた目で見ていたのと同時に、ここまでしないと出世できないなら、自分のようにバカ正直にサラリーマン生活を送っていたら出世などできないんだろうなと感じました。國重さんは後者の方に近いのかと思いますが、時折、言い訳じみた記述がないわけでもなく、そういう文化に染まらざるを得ないんだろうなと思った次第です。

評価ですが、内部告発のドキュメンタリーとしては、その当事者が書いているのでそれなりの真実味のある迫力はあります。内容が内容だけに、たまにエグいところもありますが、けっこう楽しめました。

ところで、先日の日経新聞にこの本の広告が載っていて、「新入社員必読!」みたいなことが書いてありましたが、新入社員がこんな内容読んだら、希望なくしてしまうのではないかと心配してしまいます。まぁ、どっちにしても、いろんな荒波に揉まれることになるでしょうから、あらかじめ知っておくのもひとつの方法かもしれません。


評価:★★★★☆

2017年4月1日土曜日

科目試験受験受付票届く

4月の試験の受付票が届いています。今回は会社法のみですが、今まで書いてきた理由により、パスすることになるでしょう。

というわけで、7月に向けてのスタートしますが、新しいレポート課題が届いてからの着手になります。仕事の方は年度があけて新しいことが始まりますので、それと歩調をあわせてというのが理想ですね。忙しいとかいう理由つけるかもしれませんけど(それじゃダメじゃん)。

それでは。

2017年3月27日月曜日

映画「64」を観た

アマゾンPrimeで映画「64(ロクヨン)」がレンタル可能になっていたので、観てみました。この映画は昨年公開され、ちょっと気になっていたのですが、かなり面白かったです。小説版とエンディングが異なるようなので、ヒマがあれば小説版も挑戦してみようと思います。

64の数字が意味するところは、昭和64年です。7日間しかなかった昭和64年に起きた誘拐殺人事件をめぐる物語です。ネタバレは避けたいのであまり細かいところは紹介しませんが、役者も豪華で、前後編あわせて4時間の大作でしたが、あっという間に見終わった感じです。

ところで、昭和64年は私が高校を受験する年でした。東京の私立校は2月の試験ですが、埼玉では1月の下旬に始まるため、受付締切のタイミングから埼玉向けの願書は昭和64年、東京向けの願書は平成元年で出すといった流れだったかもしれません。一応はどちらで書いてもいいということになっていたので、昭和64年に統一したような気もします。昭和で願書を書くのもそれで最後ですから、多分、昭和で出したと思います。

あれから30年近くも経ち、平成も生前退位で終わろうとしているわけですから、自分も歳を取った思わされます。昭和の映画は今でもアマゾンPrimeでよく見ますが、もろに昭和64年の7日間にフォーカスしていると、他の映画とは違って何か感じるものがありますね。

それでは。

2017年3月22日水曜日

気づけば長期間更新なし

忙しいとか、自分の勉強ができていないというのもありますが、かなり長期間更新ができておりません。一応、このブログを勉強の進捗を示すパラメータ的に考えているので、更新がないのは進捗がない証拠であり、あまりいい兆候ではありませんね。

そろそろ4月、新しいレポート課題などが届くでしょうから、そこをきっかけに反転攻勢に入りたいところです。

それでは。

2017年3月20日月曜日

本の紹介『ブロックチェーン・レボリューション 』

世界を変えることができるのでしょうか?

ドン・タプスコット、アレックス・タプスコット 『ブロックチェーン・レボリューション ――ビットコインを支える技術はどのようにビジネスと経済、そして世界を変えるのか』[Kindle版] 高橋璃子訳、ダイヤモンド社、2016年

いま流行のフィンテックとかビットコインとかは、ブロックチェーン技術を活用したものです。ブロックチェーンはデータを分散して記録することで、不正を防ぐといったものです。このような記録のブロックをチェーンのように繋げて管理するので、ブロックチェーンというわけです。

例えば、ネット上での取引の記録を数多くのノード(コンピュータなど)に記録します。誰かが不正を働こうとすると、他のデータとの齟齬が生じるため不正はすぐにバレるし、すべてのデータを改ざんして不正を行うとするととんでもない手間がかかってしまうという仕組みです。なので、ノードが増えれば増えるほどデータの信頼性が増すという仕掛けになってます。

ブロックチェーンによってビットコインなどの仮想通貨の信頼性が担保されると、現在のようにクレジットカードに個人情報を登録してやり取りするということが不要になります。なぜなら、ブロックチェーンによって支払われた通貨の正統性が担保されるわけですから、これまでのように個人の責任によって担保する必要がなくなるわけです。誰が使おうと通貨の価値が保証されるので、支払われる側も安心ということです。

本書によると、これによって世界の経済は変わる可能性があります。例えば、アフリカの政情不安定な国では新たなビジネスを興そうにも、個人的な信用が得られないため、資金調達がほとんど不可能という現実があります。ただし、ビットコインを使えば、ビットコイン自体が安全なものであるため、それが可能になるというわけです。そのほか、必要な資金が必要としている人たちにちゃんと届くことで、いろんなことが可能になるというわけです。

日本のメガバンクでも積極的にフィンテックを取り入れようという動きもあります。これが実現すれば振込手数料などがかなり安くなるということも言われていますので、その辺狙いなんでしょうか。

一方で、現時点ではデータを分散してその信頼性を確保しているため、データを分散すればするほど信頼性があがるのですが、そのための電気の消費量がものすごいことになるとも予想されています。これは技術進歩などで解決される可能性があるとはいえ、かなり大きな問題と言えます。

ただし、フィンテックをはじめ、これからいろんな分野に応用が進むと思われますので、次の時代に備えるという意味でオススメの書とします。

評価:★★★★★

2017年2月25日土曜日

受験生は大変。そしてその親も

息子が4月から小学6年生ですが、来春の受験に向けて日々勉強しています。他の子よりも始めるのが遅いのにペースを上げないので、正直、大丈夫かと思う点もありますが、もうコツコツやるしかありません。

基本的にのんびりしているのと、分からない問題が多いので、つきっきりにならざるを得ません。当然、自分の時間がなくなり、レポートができておりません・・・

レポートできてないのは若干言い訳ですが、受験生にとっても挑戦、親にとっても挑戦。あと1年間踏ん張るしかないですね。

それでは。

2017年2月23日木曜日

1月の試験結果

1月の試験結果が返ってきました。

 社会思想史  B
 会社法 D

会社法はレポートの方でも心折れてしまいつつあることは先に書きましたが、試験でも落ちたので一旦サヨウナラします。内容は面白いのですが、レポートのお作法でついていけません。修行し直しです。

とりあえず、4月の試験は登録だけはしておこうかと思います。気が変わるかもしれないしね。

レポートで酷評ながらも合格していた社会思想史は、試験もクリアで単位ゲットです。年度の締めくくりで単位取れてよかったです。

それでは。

2017年1月30日月曜日

まさかのインフル

驚きのインフルエンザ感染です。

どうも先週の水曜日あたりから咳が出て、どうせいつもの咳ぜんそくだろうと高をくくって医者で咳止めだけもらってきました。それがボチボチ聞いていたのですが、金曜日あたりから効き目がなくなり鼻水も大量に出て、夕方くらいからは熱っぽくなり、これはまずいということで同僚の飲みの誘いを断り帰宅。熱を計ったら37.5度で、ほぼ確定状態でした。そんで、土曜日のアサイチで病院に行き検査したところ、思いっきり陽性判定でした。

予防接種を受けてると劇症化しないとの噂は本当らしく、症状がひとつひとつ出てくるあたり、かなり紛らわしいです。とは言え、症状自体はそれぞれ出てきているので、苦しいことには変わりません。

こんなときに限ってサービスリリースが立て込んでいて、その結果、家でやや朦朧としながら作業をしていた始末です。

とりあえず、明日31日までは自宅療養を命じられており、頭痛と喉の痛みが残っているので、朝に病院に行って判断をしてもらおうという目論見です。

なんでもかなり流行しているとのことなので、みなさんもご注意ください。科目試験に重ならなくてよかった・・・

それでは。