いま話題?のあの本を購入

最近、一部で話題になっている経済学の本を購入しました。フランスのトマ・ピケティ氏の『21世紀の資本』です。

本人が前書きで「実際のところ、このタイトルにしたのは勇気が必要で、21世紀中盤にどうなっているかはわからない」といった趣旨のことを書いているように、これがこの先有効な議論になるかはわかりませんが、ここまで話題になるのも珍しいですね。

ちなみにアメリカで英訳版が出るやいなや、アマゾンのランキングで1位になったらしいですね。経済関連書籍ではなく、全体の1位だそうです。そんなこんなで日本語版も急遽出版という情報があり、出版社のサイトを見たら12月9日発売予定とありました。出版自体が遅れない限り、予定よりもやや早めに出るのが常なので6日の土曜日に本屋に行ってみたら、やはりありました。

6,000円近い本なので、アマゾンでポチッとするまえに現物を確認してから買おうと思っていましたが、なかなか面白そうなのでそのまま購入しました。値段もさることながら、ページ数も600超えということで、かなりの苦戦となりそうです。でも、英語版は700ページ以上とのことで、翻訳を急いだ余り端折ったりしているかもしれません。

なんでも後半の政策提言の部分はあまり意味がないようなコメントもネット上にありましたが、おおむね経済学的分析の部分はいろんな派閥の学者からも賛意を得ているようですね。ただ、日本ではさほど流行らないだろうという学者もいますし、その辺は自らの頭で判断しようと思います。

余談ですが、本屋に行ったときに20歳前後と思われる若者が熱心にこの本を立ち読みしていました。それくらいの年齢であれば、6,000円前後の本はなかなか手出ししにくいと思うのですが、実にいい心構えです。

それでは。

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