【番外】残りの人生を逆算してみる

 なんとなしにチャンネルをあわせたNHKBSプレミアムで、石原裕次郎さんと石原プロの特集をやっていました。懐かしい西部警察などの映像が出ていたのでボケッと見ていたら、裕次郎さんの晩年の出来事みたいなものも流れていました。太陽にほえろ!の再放送をよく見ていたので、私の中では石原裕次郎さんは捜査1係の「ボス」なんですが、実在の石原裕次郎さんについての番組はあまり見たことがありません。46歳で動脈瘤の大手術を受けて復帰したものの、その際の精密検査で当時では治療がまだできない癌が見つかって、それが原因で52歳で没したというわけです。

52歳という若さもそうなんですが、印象的なのは映画をまた作りたいという夢半ばにして逝ってしまったことでした。先日、投稿した池尾先生が68歳で、今月の中旬には法政大学時代にお世話になった方が71歳、そして2月末には前の会社の先輩が亡くなったという訃報が連続して入ってきています。その先輩はおそらく50代前半だと思います。寿命は巡り合わせの部分もあるので仕方ないかなと思いますが、いまわの際にどんな思いだったのかということは気になります。

すべてをやり切ってから亡くなるというのは超絶レアケースなんでしょうけど、裕次郎さんもさることながら、私の父親もまだやりたいことがありそうな感じで亡くなったので、どこまでやれば納得して終わることができるのだろうかと最近よく考えます。もちろん突き詰めて考えているわけではないのですが、前途洋々の若者ではないことは間違いないので、いまからゴールは考え始めておかないといけないのかなとも思います。

私が今年で48歳。私の父親と両祖父が70歳前後で亡くなってますので、そこを基準とするならば残り22年。ここでどこまでできるのか、何を残せるのかということになりますね。これまでの人生でどれくらいのことを成し遂げてきたのかを考えれば、およそ20年間でできることは自ずと限られてくるのかなともおぼろげに考えています。ひとつは慶應義塾大学の卒業ですが、その他はなんでしょう。会社組織に対して反抗的な態度を取っているのでw、出世は望めない。息子がこれから高校、大学と進学していくにあたり、なんらかの指針を示してあげる、むかし落ちたまま放置している資格に再挑戦する、といったところですかね。いずれにしても、逆算して考えると足りないわけでもないが余るほどの時間もないのかなと。

ジョブズと孫さんが余命宣告を受けて、三木谷さんが阪神淡路大震災で親戚が亡くなったのを見て、いまやりたいことをやらないといけないと思ったのは有名な話。そこまでの経験はありませんが、ダラダラ生活していたらもったいないなと思う今日この頃です。

それでは。

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