本の紹介『隠れていた宇宙』

そんな世界があったら、どうしようかな。

ブライアン・グリーン 『隠れていた宇宙』(Kindle版)(上・下) 大田直子訳、早川書房、2013年

以前にも紹介したブライアン・グリーン氏の著書です。しかし、今回は理解に相当苦しみました。というか、まだ苦しんでます。

簡単に言うと、多宇宙論です。この世界のどこかに、我々が住む宇宙とは別の宇宙があるという話ですね。銀河が複数あるのではなく、宇宙そのものが複数あるという話です。人間が生きているうちに自分そっくりの人と3人会うなんていいますが、それどころか自分と同じ存在がどこかの別の宇宙にいるという、理解に苦しむ話です。これは量子論の世界ではありうることらしいですね。詳しくは分かりませんが。

同じ時間、どこかで並行に暮らす自分がいる。もはやおとぎ話の世界ですね。でも、小さい頃に自分以外は宇宙人で、見えないところでは宇宙人の姿で生活しているのではないかという、どこのオカルトから仕入れた知識だよというようなことを信じていた時期もありましたので、そんなことを解決してくれる理論なのかもしれません。今となっては、そこの解決にあまり興味はなかったりしますがw

正直、内容はちんぷんかんぷんですが、グリーン氏の著作という点も加味して4点評価です。


評価:★★★★☆

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