PC操作に不安のある方向けの講座

 大学から「PC操作に自信のない方へのご案内」というメールが来ていました。昨今の情勢を受けて、今年のスクーリングはオンライン開催になることが決定していますが、春期週末スクーリングの実施に向けての案内です。サポート要員はいないので、PC操作ができないとスクーリングを受講することは極めて困難との内容で、そういう人たち向けに講座を開くとのことです。

オンライン手続きや電子教科書、そして昨年からのオンライン授業など通信教育部のIT化の姿勢は高く評価しています。そして、そこで迷ってしまう人たち向けに有料ながらも講座を用意するというのは素晴らしいと思います。確かに高齢で頑張る同志の皆さんにとっては、オンライン授業など高いハードル以外のなにものでもないでしょう。正直、受けたところでとは思ってしまいますが、なにもないよりははるかにマシでしょうから、大学側、受講者側ともに頑張ってもらいたいものです。

私が明治大学在籍中の1999年、2部で夜間の授業であったため、働きながら学ぶ人、年齢を重ねてからの再度の教育の機会を求めての人などいるなかで、とある先生がレポート提出はワープロ必須という条件を出してきて、授業後に紛糾したのを目の当たりにしました。私は1996年からインターネットをしており、すでにPCは所有していたので全く問題ではなかったのですが、多くの人たちにしてみれば、そもそもワープロ、PCを所有しておらず、レポートを書くのにそれなりの投資が必要ということでの紛糾だったと思います。しかし、どこかで舵を切っていかないといけないのは確かです。もっとも20年前が舵を切るタイミングかどうかは微妙だったと思いますが、私がPCを購入したのも当時の法政大学の恩師からの「これから学問をするには、パソコンスキルは必須」との助言からでした。当の本人は還暦過ぎており操作できたのかはいまとなっては不明ですが、その後も学問をしていこうと思っていた私は、24回払いでパソコンを買ったことが思い出されます。

という意味では、コロナ禍とは本当に不運な状況ではありますが、新たな挑戦をしていくという機会にはなると思いますので、不慣れなみなさんには奮起してもらいたいと切に願います。

かく言う私もアラフィフになり、最近の動向には追いついていけなくなりつつあるので心配ではあるのですがね・・・

それでは。

コメント

このブログの人気の投稿

通信三田会からの誘い

2021年度慶應義塾大学卒業式。そして卒業について思うことと心境の変化

卒業式エピソードの続き