本の紹介『アイデアのつくり方』

「60分で読めるけれど一生あなたを離さない本」だそうです。

ジェームス・W・ヤング『アイデアのつくり方』今井茂雄訳、阪急コミュニケーションズ、1988年

何かの折に定番的な書籍だというのを見て、買ってみました。冒頭の言葉は本の帯に書かれていたものですが、確かに60分で読めます。本文と同じだけの解説文がついていても薄いです。

内容は特段目新しいものではありません。アイデアというものはすぐには浮かばない、日々の努力の積み重ねで生まれてくるものだという内容です。さらにはアイデアはすでにあるアイデアの結合で生まれる、要はシュンペーターが定義したところのイノベーションですが、そういったことも書かれています。

先にも書きましたが、特に何か新しいことが書かれているかというとそうでもないです。いまやビジネス系の書籍では当たり前のように書かれているようなものです。なので、これによって新しい知識を得るというよりかは、日々の生活を再度見直す程度に読むといった位置づけになるのかなと思います。



評価:★★★☆☆

コメント

このブログの人気の投稿

通信三田会からの誘い

2021年度慶應義塾大学卒業式。そして卒業について思うことと心境の変化

卒業式エピソードの続き