本の紹介『人生賭けて ~苦しみの後には必ず成長があった~』

今回は野球です。Kindle版で購入です。

金本知憲 『人生賭けて ~苦しみの後には必ず成長があった~』 小学館、2012年

言わずと知れた「アニキ」です。フルイニング連続試合出場の世界記録保持者であり、2,500本以上のヒット、400本以上のホームランを打った選手です。私は千葉ロッテマリーンズファンなのでセ・リーグの試合はまず観ないのですが、プロ野球シーズンのオフにJsportsで「ガンバレ!?日本プロ野球」という番組があります。それが好きで観ているのですが、ちょくちょく出ているので、なかなか面白そうな人だというイメージは持ってました。それに加えて偉大な選手ですので、迷わず購入して即読了です。

内容は主にFAで阪神に移籍してから、特にこの3年くらいの話ですね。子どもの頃の話や大学時代の話をもっと知りたかったのですが、引退直後ということで、そこまでは突っ込めなかったのかもしれません。

一般には練習の鬼で努力を怠らないというようなイメージですが、根は三日坊主で昼からビール飲んで昼寝するような生活がしてみたいというフツーの人間とのことです。なのでいろんなところで金本さんのようにストイックになるにはどうすればいいのかみたいなことを聞かれて、答えに窮しているようですね。

しかし、一流には一流の理由があるわけで、それは努力であるという部分は誰もが認めるところでしょう。当時低迷していた阪神を星野監督とともに優勝するまで持っていった実績もまた然りです。そういった意味では、自伝ではなく第三者による作品であったほうがその辺のことがよく伝わると思いますので、追って出版されることを期待します。

なんとなく引退にあわせて出版したような感じもありますので、話自体は面白かったのですが、評価は低めにしておきます。阪神ファン、広島ファンの人であれば、★半分くらいは追加になると思います。

評価:★★★☆☆

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